2019年3月11日月曜日

3.11 「婆ボケはじめ、犬を飼う」読了  2019年3月11日

今日は東日本大震災から8年ですね。

もう8年ですか。

去年はこの本を読みました。





今年はこちらの本を読みました。



著:ニコ・ニコルソン

”フツーの家族のほんわか犬エッセイになるだろうと思っていたが、思てたんと違う”
まんが。

作者は実家が宮城県で、東日本大震災で被災しています。
当時実家におられた母と祖母が、家ごと津波に飲まれるも辛くも生還し、
元の土地に自宅を再建されました。
再建までのさまざまな苦労をからりと描いた作品が




やっと再建した家で暮らし始めたところ、
震災で一気にボケが進んだ祖母が、認知症となり、
祖母のため再建した家で、在宅介護を奮闘する様子を描いたのが



わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし


そしてこの「婆ボケはじめ、犬を飼う」と、
出版社は違いますが、三部作として読める、家族ものの体験エッセイマンガでした。

「婆ボケーー」は、「私のおばあちゃん」の後半部分に被っています。

家を建てる時点から犬を飼いたいと思っていた母が、祖母の介護に疲れたのもあり、叔父から譲られて犬を飼いだしました。

作者は祖母へのアニマルセラピー効果を期待したようですが、
食い意地が張って、粗相しまくりの結構な問題犬になってしまい、
想像と違う犬との生活、さらには祖母の認知症の進行と相まって、
ドタバタした毎日が送られていきます。。

家にされた粗相を祖母のものと疑うが犬のもので、、、
便器に祖母の服を突っ込まれ、犬の仕業と疑うも祖母の仕業で、、、

こんなにあちこちに便が出てくるマンガも珍しいですねえ。。


アニマルセラピーについては、最後に番外編でアニマルセラピーを見学した回が収録されており、一般財団法人 国際セラピードッグ協会代表 大木トオル氏がコメントを寄せています。


アニマルセラピーのワンコたちはその辺でウンニョはしなかったなあ。
そんなドタバタ跳び回ったりもしないし、すっごく躾けられていましたよー

ただ、躾けられていなくても、犬も猫も一緒にいてくれると、癒してくれる効果はあります。

それに私が猫を飼うことにしたきっかけも、元をたどれば、あの震災でした。

あの震災は私の日常を大きく揺るがしました。
人間いつ死ぬかわからないんだと思い、このまま一人で死にたくない、と、自分の人生を考え直しました。

そして婚活をするのですが、

見事に全敗orz...


人間との結婚は諦め、

猫を家族に迎えたのでした。


それがこちら、紫苑ちゃんでした。

その後、


木蓮ちゃん。


桂花ちゃん。


朝顔ちゃん、、、
と、
順調に?家族は増えていきました。


マンガの作者ニコさんのお母さんは、うちの母と同年代です。
おそらくニコさんも私と同年代でしょう。
(うちの母も結構若くに私を産んでいます)

作中でも触れられていますが、ペットは孫の代わりにはなりません。

私もきっと、母に孫の顔を見せられなくて申し訳ない、という気持ちは変わらないでしょう。
この先何年生きるのかわかりませんが、死ぬまで、「結婚したかった、子供が欲しかった」「なんで地味な人生だったんだろう」と後悔するのでしょう。

毎日、このマンガ並みに、何を考えているのかわからない猫たちに振り回され、右往左往する毎日です。


それでも、

猫たちと家族になれてよかった

と思っています。

願うなら、この地味で単調な毎日が、いつまでも続きますように。



震災の犠牲者の皆様及びペットたちに、鎮魂の祈りを込めて。





      





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