今日は木蓮ちゃんを生後すぐから苦しめ続ける、
猫ヘルペスウイルス1型(FeHV-1)についてです。
前回(木蓮ちゃんの猫カゼ=猫ウイルス性鼻気管炎について)の、
猫ウイルス性鼻気管炎を引き起こす原因のウイルスです。
まず、ウイルスとは。
次に例によって、「くわしい猫の病気大図典」より、
”FeHV-1は、「Feline Herpes Virus type 1」の略。
猫ヘルペスウイルス1型は、一度感染すると体内から排除することが難しい。
これはヘルペスウイルスが神経内に潜む性質だからで、人のヘルペスウイルス(帯状疱疹など)も体調不良により免疫力が低下すると、口周りや皮膚などに病変部が出現するのと同様である。
感染前に有効なワクチン接種をすませておくと、感染が防御される。
感染後のワクチン接種は、猫ヘルペスウイルス1型を完全排除させる力はないが、その抗体価を上昇させ、神経からの出現を抑え悪化を防いでくれる。
多頭飼育下に一度侵入すると、完全排除が難しく、一部の感染した猫が再発すると集団感染を起こすことがある。
猫ヘルペスウイルス1型は、カリシウイルスや猫汎白血球減少症ウイルスなどと混合ワクチンとして利用されている。”
また,ヘルペスウイルスは、ウイルスの中でも、DNAを持ったDNAウイルスだそうです。(インフルエンザウイルスなど多くのウイルスの核酸はRNAが多い)
他にも、B型肝炎や天然痘のウイルスがDNAウイルスで、RNAウイルスよりも比較的遺伝子の変異が少なく、ワクチンが作りやすいそうです。
(wikipedia DNAウイルス)
人間のヘルペスウイルスは、抗ウイルス薬があります。
帯状疱疹に対してはゾビラックス、バルトレックス、アラセナなどがあるようです。(いずれも商品名)
ただ人間の場合でも、潜んでいる神経からウイルスを完全になくすのではなく、できた症状を抑えるという治療のようですね。
(よくなってもまた体調が悪くなるなどあれば再発する。)
多分私の神経にもヘルペスウイルスは潜んでいます。
私は水疱瘡をしていますし、水疱瘡の原因の水痘・帯状疱疹ウイルスが、長年神経に潜んで、帯状疱疹を起こす原因なので。
将来年をとったり、体調を崩したり、なんらかの原因で免疫力が低下すれば、私も帯状疱疹になるのでしょう。
でも、
症状が出なければ特に生活に支障はないので、
木蓮ちゃんもこのぐらいに治まってくれるといいなあ、
と思います。
早く、抗ウイルス薬がニャンコ用にもできてほしいです。
「このおめめ?」
「うん、そうニャア」
ただ、困ったこととして、、、、
今は目にサプリメントを飲んでいるのですが、
このサプリは効果がないどころか悪影響が出ることがあるのでやめたほうが良い、
という記載を見つけてしまいました、、
Lリジンサプリについて 2015年に行われた最新の調査により、ネコヘルペスの予防・治療用補助サプリメントとして広く用いられている「L-リジン」には、全く効果がないばかりか、逆に猫の健康を害する可能性があることが明らかになりました。研究報告の中には、リジンの投与によって感染率や感染症の重症度が高まる危険性を指摘するものもあるため、人間用であれ、猫用であれ、リジンの投与は速やかに中止することをお勧めします。BMC Veterinary Research
えーーーーー??😱
そんなあ、、、
もう、いろいろ情報があってどうしたらよいのか、、
でもエビデンスがあるみたいですし、、
とりあえずまた動物病院で聞いてみます。。。
「ガンバッテー」
高みの見物の紫苑さん。
うつらないといいなあ。。