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2025年8月4日月曜日

架空ほっこりどうぶつ新聞 2025年8月4日(月)ハチワレ猫と、アイスの約束。

 ハチワレ猫と、アイスの約束。




今日は全国的に蒸し暑く、午後2時には34℃を超える地域もありました。

そんな中、埼玉県川口市のある住宅地で、ちょっとした“日課”が話題になっています。

登場するのは、近所でよく見かけるハチワレの野良猫「はっちゃん」と、毎日午後3時にアイスを買いに出るおばあちゃん、小林さん(78)。

「毎日この時間になると、はっちゃんが玄関の前で座って待ってるのよ。お互い無理しない程度にね」と小林さんは笑います。

はっちゃんは、近くの空き地を縄張りにしている地域猫。エアコンが苦手なのか、風通しのいい路地で昼寝している姿を、近所の人がよく見かけるそう。

小林さんがアイスを買いに出ると、いつの間にかその後ろをついてくるはっちゃん。
最寄りの商店街までの道を、日傘と日陰を交互に使いながら、一緒に歩いていくそうです。

「途中で止まって、あくびしたり、ついてこなかったりもするけどね。今日は途中までだった」とのこと。

帰り道には、猫用おやつをおすそ分け。
小林さんは「お互い、暑いけど、今日も来たね、って。それだけで元気が出るの」と話してくれました。

夏の午後に生まれた、小さな約束。
人と猫の“無理しない友情”が、今日もこの町のどこかで続いています。

2025年7月29日火曜日

架空ほっこりどうぶつ新聞 2025年7月29日 火曜日  「帰りを待つポストの前で」

 「帰りを待つポストの前で」



東京都内、住宅街の一角にある集合ポストの前で、1匹の黒白ハチワレ猫が座っていました。

じっと道路の先を見つめて、通行人にも動じる様子はありません。

「毎朝、あの子はポストの前でご主人の帰りを待ってるんです」
そう話すのは、同じマンションに住む80代のご婦人。

飼い主は、近所の塾で働く大学生・真由さん(仮名)。
夜遅くまでの仕事から帰ってくると、猫は必ずポスト前で出迎えてくれるのだそうです。

真由さんが飼い始めたのは、1年前の雨の日に段ボールで震えていた子猫。
初めは距離のあったふたりでしたが、名前をつけ、食事を用意し、少しずつ心を通わせてきました。

ある日、ポストの前に立ち尽くす猫の姿を見た近所の子どもが言いました。
「ただいまって言われるの、うれしいよね」

今ではそのポスト前は、猫と人をつなぐ“帰り道の交差点”。
誰かが帰ってくるたびに、猫はチラッと顔を上げ、違えばまた静かに待ちます。
そして、真由さんの足音が近づくと、すっと立ち上がって――小さく「にゃ」。

ポストの前には、今日もやさしい時間が流れていました。

架空ほっこりどうぶつ新聞 9月8日月曜日 傘の下の小さな同乗者

  傘の下の小さな同乗者 朝からしとしと雨が降った月曜日。どうぶつ病院にやってきたのは、黄色いランドセルを背負った小学生と、その肩にちょこんと乗った小さなハムスターでした。 「濡れちゃうとかわいそうだから」――そう言って、男の子は自分の傘を大きく傾けて、ハムスター用にもしっかり雨...