ハチワレ猫と、アイスの約束。
今日は全国的に蒸し暑く、午後2時には34℃を超える地域もありました。
そんな中、埼玉県川口市のある住宅地で、ちょっとした“日課”が話題になっています。
登場するのは、近所でよく見かけるハチワレの野良猫「はっちゃん」と、毎日午後3時にアイスを買いに出るおばあちゃん、小林さん(78)。
「毎日この時間になると、はっちゃんが玄関の前で座って待ってるのよ。お互い無理しない程度にね」と小林さんは笑います。
はっちゃんは、近くの空き地を縄張りにしている地域猫。エアコンが苦手なのか、風通しのいい路地で昼寝している姿を、近所の人がよく見かけるそう。
小林さんがアイスを買いに出ると、いつの間にかその後ろをついてくるはっちゃん。
最寄りの商店街までの道を、日傘と日陰を交互に使いながら、一緒に歩いていくそうです。
「途中で止まって、あくびしたり、ついてこなかったりもするけどね。今日は途中までだった」とのこと。
帰り道には、猫用おやつをおすそ分け。
小林さんは「お互い、暑いけど、今日も来たね、って。それだけで元気が出るの」と話してくれました。
夏の午後に生まれた、小さな約束。
人と猫の“無理しない友情”が、今日もこの町のどこかで続いています。