最近は猫の本や漫画が本当に多くて、一体どれをみたらいいものかと悩むくらいです。
そんな中の私的超ヒットがこちら、
『おじさまと猫』 作・桜井海
もともとtwitterで作者が載せた漫画(@sakurai_umi_)で、単行本にする際に、加筆訂正されています。
ネットでもう読んだから買わなくてもいいかなと思っていたのですが、絵が綺麗になって、新しい話が随分追加されており、買ってよかったです。
もうグッズも出るくらいの人気なので、こちらで紹介するまでもなくご存知の方ばかりと思いますが、
万一見ていない人がいたら、
ぜひぜひご覧いただきたい。
お話はペットショップで1歳近くまで売れ残った猫が、ある日中年の男性に買われていき、初めて猫を飼う男性と生活を始める、、
と書いてしまうとなんか平坦なストーリー紹介になってしまうのですが、
ほっこりじんわりウルウルします。
まずはこのブサイクな猫(ふくまると名付けられた)が
なぜかカワイイ
(エキゾチックショートヘアという種類の猫のようです。)
そして何より、
おじさまが紳士!ダンディー!優しい!!
少しづつ仲良しになっていく1人と1匹がもう愛らしくてメロメロです。
(ああ、、この作品の良さをうまく説明する言葉が浮かんできません。
なんて文才がないのかしら、自分。)
私の好きな話は第7話。
ふくまるを洗おうとしたら逃げて物陰に隠れてしまいます。
反省したおじさまが《ふくまるはここへきて幸せなのか、、》と悩むシーンです。
漫画だとふくまるが考えていることは文字になっているのでわかりますが、
実際にはおじさまにはわからず、そして私たちも猫が何を考えているのかわかりませんし、言っていることも理解できません。
うまくいかないことも多いですし、バタバタ忙しい日もあり、
うちへ来てこの子達は幸せなのかな、、と自分も考えることがあります。
世界に何十億の人と猫がいて、今まで人と猫が出会って何千年も経って、今こうして私とうちの猫達が出会って一緒に暮らせることは、大げさに言うと奇跡のような偶然ですし、やっぱり出会えたことは幸福ですし、幸福にしたいなあと思っています。
そしてそれを改めて見直すきっかけになったこの本を読んでよかったと思います。
2巻も早く読みたいですねえ。