「おこたと猫と、真夏の昼寝」
今日は朝からぐんぐん気温が上がり、外はまるで焼けたアスファルトのフライパンのよう。
午前10時にはすでに気温32度。熱中症アラートも発表され、「今日は無理せず涼しい室内でお過ごしください」とテレビも繰り返しています。
そんな中、神奈川県相模原市のある一軒家。
夏休み中の小学生・リオくんは、今日は朝からおばあちゃんの家にお泊まり。クーラーの効いた和室で、おばあちゃんと一緒にゴロゴロお昼寝中です。
隣にいたのは、ふわふわの長毛猫・ムギちゃん。
おばあちゃんの手作りの「夏用こたつ布団」(薄手で風通しの良い素材)にすっぽり入り、首だけ出して気持ちよさそうに目を細めています。
「こたつといっても、電源は入れてないのよ。ムギはこの“こたつ感”が好きなのねぇ」とおばあちゃん。
冷たい麦茶と、扇風機のやさしい風。
昼下がりにはセミの声も遠のいて、まるで時間が止まったような静けさ。
リオくんはムギをそっとなでながら、絵本を読みかけのまま、気がつけば夢の中へ。
おばあちゃんは、そのふたりをそっと見守りながら、庭の打ち水をしに外へ出ます。
「外は暑いけど、こういう穏やかな時間がいちばん涼しいのよね」
夏の盛り、静かな家の中で育まれる、小さな幸せとやさしさ。
人と猫の“ひんやり”で“ほっこり”な一日でした。