夏祭りの人気者、金魚すくいからの旅立ち
町の夏祭りの夜、金魚すくいで残った小さな金魚たちが、今年も近所の小川へと“引っ越し”しました。
「最後まで残っていた子たちを、そのまま帰すのはかわいそう」と、商店街の青年会が毎年行っている恒例行事。祭りの片付けを終えた後、子どもたちと一緒に金魚を水槽ごと運び、小
夏祭りの人気者、金魚すくいからの旅立ち
町の夏祭りの夜、金魚すくいで残った小さな金魚たちが、今年も近所の小川へと“引っ越し”しました。
「最後まで残っていた子たちを、そのまま帰すのはかわいそう」と、商店街の青年会が毎年行っている恒例行事。祭りの片付けを終えた後、子どもたちと一緒に金魚を水槽ごと運び、小川の浅瀬に放してあげます。
水の中に泳ぎ出た瞬間、子どもたちからは「がんばれー!」と声援が。金魚たちはきらめく川面を行ったり来たりしながら、まるでお礼をするようにひらひらと尾を揺らしていました。
「また来年も会えるといいね」と話す子どもたち。小さな命を見送る行事は、町の夏の終わりを知らせる風物詩になっています。