2025年7月7日月曜日

架空ほっこりどうぶつ新聞 2025年7月7日(月)2年越しの再会──迷子のミルク、七夕の奇跡


 2年越しの再会──迷子のミルク、七夕の奇跡


大阪府・堺市に住む高井さんご一家は、2年前まで2匹の兄妹猫を飼っていました。名前は「ココア」と「ミルク」。

野良時代から一緒に保護され、仲の良い姉弟のように育っていた2匹。

けれど2023年の7月、近所の工事中に驚いたミルクが逃げ出し、そのまま行方不明に。
近隣へのチラシ配りやSNSでの呼びかけ、保護団体への相談など、できる限りの捜索を続けたものの、月日だけが過ぎていきました。

それでも家族は、**「七夕の日だけは、必ず短冊に“ミルクに会えますように”と書く」**という習慣を、毎年続けていました。

そして今年――
七夕を数日後に控えた先週末、町内の猫ボランティアさんが「最近、線路沿いの公園にとても人懐こい白猫がいる」と投稿。
高井さんが駆けつけたその場所には、
少し汚れて、でも目の色も鳴き声も、ミルクそのものの猫が――

名前を呼ぶと、ミルクは迷わず高井さんに飛びついて、
「にゃあああっ」と鳴いたそうです。

「七夕の短冊が届いたんでしょうか。夢じゃないかと思って…」と、涙ながらに語る高井さん。

再会した日の夜、ココアはミルクに寄り添って眠っていました。
2年越しの“再会”が、天の川のような縁でつながっていたことを、誰もが感じた一日でした。

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