台風の日の小さな避難所
今日は大雨と強い風。台風の影響で町のあちこちに水たまりができ、いつもより静かな金曜日になりました。
そんな中、どうぶつ病院の待合室は、ちょっとした“避難所”のようになっています。
飼い主さんと一緒に来た犬や猫たちが、外のごうごうとした風音に耳をすませながらも、温かな室内で安心して寄り添っていました。
窓のそばで震えていた子犬は、スタッフがタオルでくるんで抱っこしてあげると、すぐにウトウト。
キャリーの中の猫は、風の音にびくっとしていたのに、隣にいたセキセイインコの「だいじょうぶ!」というおしゃべりに思わず落ち着いた表情を見せたそうです。
「外は嵐でも、ここはあったかいね」――
飼い主さんのその言葉どおり、どうぶつ病院は台風の一日を、みんなで寄り添って過ごす優しい空間になっていました。