東京都内の小学校では、夏休みも残りわずか。
今朝、通学路の脇に置かれたランドセルのそばに、ちょこんと座っていたのは、近所の飼い犬・コロ(雑種・7歳)でした。
持ち主は小学4年生の健太くん。宿題のプリントを取りに一度家へ戻った際、うっかりランドセルを置き忘れてしまったのです。
通りかかった近所の方は「誰かの落とし物かと思ったら、ちゃんと犬が見張ってた」と笑顔に。
コロはランドセルの横から動かず、通行人が近づくと小さく「ワン」とひと声。まるで「持ち主はすぐ戻るから」と言わんばかりでした。
数分後、汗をかきながら走ってきた健太くんを見つけると、コロはしっぽをぶんぶん。
「ありがとう、コロ!」と頭をなでられると満足そうに伏せて、健太くんと一緒に帰っていったそうです。
ランドセルと犬。ちょっと不思議な組み合わせの“見張り番”は、この街の小さな夏の思い出となりました。