→映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」 2017年9月Ⅰ日
映画:ボブという名の猫 幸せのハイタッチの原作本
「ボブという名のストリート・キャット」
ジェームズ・ボーエン 著
服部京子 訳
服部京子 訳
全部で277ページですが、読みやすくサクサクと読めます。
作者が話していますが、ライターと書いたそうです。
日本図書館協会選定図書だそうです。
薬物依存からの更生の話が出てくるので、子供にはどうかな、と思いますが。日本と違って更生プログラムにのってメタドンという薬を飲み、さらにそれを止めるために離脱症状と戦っています。
(以下ネタバレ)
話は映画と大体同じですが、多少ドラマチックにするためか変更があります。
まず、映画だと本当に道で暮らしていたところからカウンセラー?が骨折ってホームレス認定の家に暮らすようになりましたが、本だと最初からジェームズはホームレス認定の家に住んでいます。映画ではジェームズはあまり猫に詳しくないようでしたが、原作では小さい頃から猫に囲まれて暮らしたので詳しいとのことでした。映画で出てくる彼女っぽい奇抜な格好のビーガンの女性はおらず、元麻薬依存の元カノが出て来ます。さらに映画では別の女の人と結婚して腹違いの姉妹と暮らしている父親との関係が出て来ますが、本では父親と会う話はあるものの比較的淡々とした面会であり、どちらかというと最後の方にオーストラリアの母親に会いにくる話の方が本人には大きな出来事となっています。
この本は、ジェームズに本を書きませんかという話が来たところで終わっており、本ができて出版記念などはこの続きの本で出てくるようです。
映画でもありましたが、えらい意地悪をされてストリートミュージックをやめさせられたり、ビッグイシューの販売も危なくなったりは原作でもしています。イギリスにも意地悪な人がいるもんだなあ。
ただ、薬物依存症更生プログラムにのりつつも、なんとも先の見えない人生を送っていた青年が、猫と出会って懐かれ、この猫を食べさせていくためになんとかしようと考えを変え、行動を変え、人生を変えていくところは、本も映画も一緒です。
肩のり猫なんて本当に変わったにゃんこちゃんですね。
今後の彼らの人生と猫生に幸いを願います。
ボブ長生きしてね。
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紫苑ちゃんの目の上の赤くなっていたニキビ?はだいぶよくなりました。
ちょっとピンボケ。
こちらは木蓮ちゃん。
急に涼しくなったからねえ。
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イグノーベル物理学賞が、「猫は固体と液体両方になれるか?」の研究に送られたそうです。
吹いた(笑)
こういうバカバカしい研究を真面目にやっている人大好きです。(^ ^)