2019年2月24日日曜日

映画「ねことじいちゃん」  2019年2月23日


昨日封切りになった映画
を母とみにいってきました。


作者ねこまきさん



私はまだ未読でしたが、そういう漫画があることは知っていました。
上のHPでちょっと見ることができます。

監督は、猫の写真をよく撮る写真家・岩合さんが初めてつとめたそうです。

上の漫画のイメージで、ねことお年寄りがのんびり暮らす、ファンタジー寄りのほのぼの映画なのかなーと、あまり前情報も入れずにいったのですが、、、


結構裏切られました。
結構リアル。。


以下ネタバレあり



おそらくは東京都内と思われるとある島。
御多分にもれず過疎化高齢化が進み、若い人は東京に出て行って、お年寄りは亡くなって、人口は減るばかり。
ただこの島では、あちこちに猫が放し飼いにされ、あちこちで固まって猫団子を作っていたり、漁師さんの魚をとりにいったりと、のびのび過ごしていました。
そのうちの一人、「ガッテン」の立川志の輔演じる大吉さんは、元学校の先生。
奥さんに先立たれ(そろそろ三回忌)、猫のタマさんとふたりで暮らしています。
自炊をして、島を散歩してみんなに挨拶したり喧嘩の仲裁をしたり。。
穏やかな日々です。
そんな中、柴咲コウが東京からやってきて、島にカフェを開きます。
美人がやってきてそわそわする、医者の若先生。
大吉さんたちはカフェを溜まり場にするようになりました。
柴咲コウが小学校でイベントを企画することになり、みんなで相談してダンスホールを開催することに。。。

そこで、、、



美しい島の海、桜、古く馴染んだ家並みと、優しく美しい映像が続きます。
その中でも、流石に猫の映像は柔らかで美しく、出てくる猫たちも物怖じせず、やっぱりうちの仔とは違うなーと思いました。
こういう移動手段は自転車と徒歩だけ、人も猫も顔見知り、みたいなところだったら、自由に放し飼いでもいいのにな、と思いました。

そして、
繰り返し描かれる、
”別れ”

いや、あのダンスホールの後にその展開??

って結構衝撃でしたよ、、
いやあ、予想を裏切られました。。

一番効いたのは、
「自分たちが猫を飼っても最後まで面倒をみられない(だから猫は飼わない)」と拒否するお年寄りたちと、
「アニマルセラピーで健康にいいから」と無邪気に猫を飼うように勧める若い医者の、
ジェネレーションギャップでしょうか。

繰り返される”別れ”は、
いずれやってくる、
大吉さんとタマさんの別れを予感させます。

それでも、ふたりは、島の人と猫たちは、島でゆっくりと過ごしていくのでしょう。

猫を除けば、多くの日本で現在進行形で起こっている現実です。
この島もあと2、30年すれば無人島になってしまうのでしょうか。
いい島だと思うけど、自分がいって住めるかというと、うーんと考えるのが現実でしょうね。

悲しさと美しさと優しさが入り混じったような、意外とパンチの効いた、予想を超えられてしまった映画でした。



映画館でパネルが出てました。
パチリ。

立川志の輔さんは、器用な人ですね。役者は初めてでは?落語家だから多少は演技慣れしているのかしら?倒れる場面とか、結構迫力がありました。
小林薫さんもいい役者ですね。ぶっきらぼうなおじさん役で、銀胡蝶さんに惚れているのにうまく言えない感じが、いい味出してました。ちゃんとスーツ姿だとだいぶ格好良かったです。



最近映画づいているようなそうでもないような。。。。








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