埼玉県さいたま市に住む70代のご夫婦のもとでは、毎朝ちょっとした習慣があります。
それは、飼っているセキセイインコの「ピーちゃん」(2歳)が、ご主人を起こすこと。
以前は目覚まし時計だけではなかなか起きられず、寝坊気味だったご主人。
けれどある日、ピーちゃんが真似して覚えた「おはよう!」のひと言で、すっと目を覚ましたのだそうです。
それ以来、ピーちゃんは毎朝カーテンの前に飛んでいき、外の光が差し込むと同時に元気いっぱいに「おはよう!」。
続けて「ピッピッ」と弾む声をあげ、ご主人の肩に飛び乗ります。
「目覚まし時計よりもずっと効果があるんです」と奥さまは笑顔。
最近では近所の子どもたちも遊びに来て、「ピーちゃんのおはようを聞きたい!」とせがむようになりました。
人間と鳥とでつくる、ちいさな朝の習慣。
日曜日の朝を明るくしてくれる、さわやかな“生きた目覚まし時計”です。