海辺の忘れ物、カモメの恩返し
夏休み最後の日曜日。海辺の砂浜で遊んでいた兄妹が、帰り際にバケツとスコップを置き忘れてしまいました。
翌朝、お母さんと一緒に取りに戻ると、なんとそのバケツの中には小魚が一匹。近くでカモメが羽を休めており、まるで「これ、おみやげだよ」と言わんばかりに首をかしげていたそうです。
「きっとカモメさんがくれたんだね!」と子どもたちは大喜び。小魚はそのまま海へ戻され、カモメはひと鳴きして青空に飛び立っていきました。
夏の終わりに訪れたちょっと不思議なできごと。家族は「また来年もこの浜に遊びに来よう」と笑顔で話していました。