2017年12月27日水曜日

コロナウイルス(猫伝染性腹膜炎)について調べてみました  2017年12月27日


職場の人が「うちの引き取ったばかりの1歳未満の猫がコロナウイルスだってわかった」と落ち込んでおり、「コロナウイルスって何ですか?」と知らなかったので、聞いてみました。

で、自分でも調べてみました。

例によって、「くわしい猫の病気大図典」


wikipediaから。

難しかったのですが、私にわかった範囲の理解について。

 まずコロナウイルスというのはウイルスの一種。(RNAウイルス)
 それに属するウイルスはたくさんある、らしい。犬コロナウイルスとか、マウスコロナウイルスとか。さらには呼吸器感染で問題になった、MARS、SARSもこの中に入る、らしい。

 そのうち猫で問題になるのは、
①猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)
②猫腸コロナウイルス(FeCV)
 抗体検査で確認できるが、この2つは検査では区別がつかなくて、症状で判断する。

②の猫腸コロナウイルスは、軽い下痢症を呈する。

問題は、①猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)
このウイルスは、猫伝染性腹膜炎を起こすため。


“猫伝染性腹膜炎“

 不治の病の代表。
 症状を抑えることで延命を期待する。

 症状によって、滲出型と非滲出型の病型がある。
滲出型(ウェットタイプ):腹水が貯留して腹部膨満、胸水貯留による呼吸困難を起こす。
非滲出型(ドライタイプ):神経症状や眼病変を認める。各種臓器に多発性化膿性肉芽種形成を認め、臓器不全を起こす。腹水や胸水が貯留しない。

 一般的には感染症では、抗体がウイルスと結合して感染症を抑えられる。
 しかし、この猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)は、抗体と結合することによって細胞の中に取り込まれて、細胞の中でどんどん増殖していく。よって抗体が増えれば増えるほど発症しやすくなる。抗体価の上昇が重症度の目安となる。

 感染原因は、感染している猫との接触。ケンカの咬み傷、グルーミングの唾液からも。
 感染後、1週間の潜伏期。
 感染初期は、発熱、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少。
 その後、上記の、滲出型、非滲出型の症状をしめす。
 症状の進行は比較的遅いが、子猫などでは急性に進行し、死亡率も高い。

 有効な治療法はなく、点滴や抗生物質投与などの対症療法で延命を図る。
 アメリカではワクチンが使用されてるが、日本では使用されていない。
 感染を防ぐには、感染猫は隔離し、使用したものの消毒を徹底する。ウイルス自体は比較的弱いため、アルコールや洗剤など一般的な消毒剤で死滅する。



・・・

かわいそうなニャンコ😿

外猫は結構感染している率が高いらしいので、うちの元ノラ猫も持ってたりするのかしら、、
うーん。。

ワクチンあればいいですねえ。



今日の3猫


桂花ちゃん、ホットカーペットの上です。








ボール遊び紫苑ちゃん。







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