紫苑王子です。
うちの王子様は、
ありとあらゆるお手入れを嫌がられます。
「余に無礼を働くとは何事ぞ」
でも、唯一お許しいただけるのが、
ブラッシング。
こちらでゴシゴシして差し上げるのです。
いかがでしょうか、王子?
「うむ」
「なかなかである」
こんな感じで気持ち良さそうなんです。
よーしよーし。
いいぞー
とブラシしていたら、
唐突に、
ガブリ。
いてーーーー!!!
ひどい、、、噛まれた。。
ひどいじゃないですかー王子!
「もう良い無礼者」
「それより、ディナーにしたまえ」
さっきまですごい気持ち良さそうだったのに。。
「余は気まぐれなのだ」
王子の気まぐれは、まあ今に始まったことじゃないんですけどねえ。
ぐすん。。。