久しぶりの猫の出てくる映画、略して猫映画。
今回は、
2015年の作品だそうです。
Amazon primeで見ました。
ストーリーは、、、
パソコンやテレビはあるものの、30年ぐらい前で時が止まってしまったような田舎町。
(車のナンバーは伊豆)
主人公はイッセー尾形演じる元校長先生。定年後一人暮らしをしています
どう見ても自閉症スペクトラムの傾向の強そうな方で、偏屈で奇妙な動きをして、頼まれもしないロシア文学の翻訳をしたり、古いライカの写真機で写真を撮ったりしています。
道ゆく街の人たちに、表面上は「校長先生、どうも」と挨拶されつつ、影ではボロクソに言われ、煙たがられちゃっているようです。
そんな校長先生は、奥さんに先立たれ男やもめとなっています。
奥さんの可愛がっていた三毛猫が毎日仏壇の前にやってきて、
先生はその度に家の外に追い出していました。
三毛猫ちゃんは、地元の美容院や、ピエール瀧の経営する駄菓子屋(?)、バス停での女子中学生などあちこちに出没し、色々な名前で呼ばれて、ご飯をもらい、可愛がられていました。
長閑な田舎のようですが、カンニング竹山の経営するパン屋さんが閉店するなど、変化も訪れていました。
大きな川の流れている街のようですが、
死んだ猫が流されるという事件が少し離れた近所で発生。
さらに白い猫がナイフで切られて横たわっており、小学生に言われて先生が動物病院に連れていきます。
毎日やってくる三毛猫ちゃんを見るたび、亡くなった奥さんを思い出して辛くなる先生は、ついに怒り出し、三毛猫ちゃんを追い出し、家に入れないようにしてしまいます。
三毛猫ちゃんは誰のもとにも姿を見せず、行方不明になってしまいました。
先生は、三毛猫ちゃんを探し始め、美容院、駄菓子屋、中学生など色々な人たちが協力してみんなで猫を探すようになります。。
というようなお話です。
私はこの映画知りませんでした。
地味な映画です。
派手なアクションも何もなく。
猫の映画って地味ですよね。
しかも孤独な男性が猫に会って変わっていくというパターンが多いような気がします。
(私がそういう猫映画ばかり見ているからでしょうか?)
映画「ねことじいちゃん」 2019年2月23日
「ネコナデ」 追悼・大杉漣さん 2019年2月21日
映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」 2017年9月Ⅰ日
途中、無責任な餌やりや、保健所、虐待など、外猫を取り巻く問題について触れられているのが、リアルでした。
他にも認知症を患うおばあちゃんが猫を見て表情が出たり、
不躾な対応だった先生が猫を探しながら少し変わっていったりと、
人も猫もいい演技をしていました。
ただ、最後はどうにもぼんやりして、消化不良でした。
怪しい小学生はなんだったのか、、猫は結局見つかったのか。。
もうちょっとはっきりさせて欲しかったですね。
原作がなんとノンフィクション。
迷子のミーちゃん
地域猫の失踪をきっかけに近所の繋がりを取り戻すという話のようです。
ただどうも私、個人的に、
地域の繋がりとか人の暖かさとか
苦手なんですよね。
煩わしくって、、見張られているみたいで。
将来家を建てたいと思っていますが、
回覧板や隣組のないところに住みたいです。
地域猫ってロマンのある話ではありますが、
現実の日本にはもう合わないと思います。
虐待とか交通事故とか危険がいっぱいですし、
夏の暑さは殺人(猫)的です。
古き良き時代の、サザエさんのタマがそうだったぐらいで、なくなっていく存在でいいと思ってますね。
ちなみに、、
ピエール瀧がこの映画で出ています。
ヤクザ役のイメージがありましたが、この映画だと愛想はないけど、悪い人でもない雑貨屋のお父さんです。
いい役者さんだと思いました。
薬物使用で活動を休止し、再開予定と聞いています。
ぜひ再開してほしいと思いますね。
薬物は確かに良くないですが、そこまで責めなくてもいいんじゃないかなーと思います。
不倫で活動自粛なんて、芸能人かわいそうですよ。
うちの職場なんて不倫天国、外に子供作りまくってますよ、みんな。
あっちでは仕事制限されて謝って、こっちでは何もおとがめなしなんて、おかしいです。
それに、犯罪行為をしても、罪を償えばまた仕事をしてもいいと思います。
仕事ができないとまた逆戻りですから。
イメージが悪くなっても、それを跳ね返すように頑張って仕事をしていれば、いいと思うんですけど、ダメですかね?
English version → Watching the cat movie "Teacher and the Lost Cat" ~ Cats spring up to widows ~ February 7, 2020